Exhibition

Sections

"フェア展示"

アートフェアはオープンなアートマーケットの中心的な役割を担っています。国内外から多くのギャラリーが一堂に会し、展示販売することで、その時代の作品やギャラリーの比較、価格の調整という機能を果たし、アートマーケットの信頼性と流動性を提供します。

B2F ホールE

Galleries

Galleries AFT2018
Photo:Yosuke Takeda

国内外で活躍するコマーシャルギャラリー/美術商が出展する「ギャラリーズ」の最大の魅力は、時代やジャンルを厳密に区分けしない会場構成により古美術のコレクターが現代アートに出会ったり、現代アートのコレクターが古美術を購入したりするなど新たな関心と関係を生み出ことです。前回出品された縄文土器をはじめ、ルノワールやマティスなど歴史的な美術品から、ジョナウッドや岩崎貴弘など国内外の現代アートまでが並ぶフェアは、海外ではなかなか見られず、複雑かつ成熟した日本のマーケットの縮図を体験できます。

『ギャラリーズ』出展者

B1F ロビーギャラリー

Crossing

Crossing AFT2018
Photo:Yosuke Takeda

多彩なアートの分野が交差する新セクション、「Crossing(クロッシング)」には、日常生活に根付きながら日本美術市場で大きな存在感を放つ百貨店が企画するブースや、数百年の伝統と日本各地の文化を今に伝える地方工芸団体、そして、多様な価値観で表現されるアウトサイダーアートやタレントアーティストなど、まさに日本のアートシーンを支えるバラエティに富んだアートのジャンルが集合し、最新のアートシーンを発信します。

『クロッシング』出展者

Projects

Projects AFT2018
Photo:Yosuke Takeda

これからのアートシーンで注目すべき作家を個展形式で発表するプロジェクツは、東京国際フォーラムのパブリックスペースで展開します。同形のブースが連なることで、それぞれの個性が際立ち、作家の凝縮された世界観を見比べられることが特徴です。

『プロジェクツ』出展者

Projects

"プロジェクツ"

プロジェクツは、これから日本のアートシーンで注目すべきギャラリーが1ブースにつき1アーティストの個展形式で発表するセクションです。国内外で精力的に活動している12軒の出展ギャラリーが、それぞれに趣向をこらしアーティストの世界観を6m2に凝縮した、見応えある展示空間を作り出します。現代性、身体性、技巧性などの特色を強く感じることのできる作品や、折り鶴、テラコッタ、レーザーカットステンシルやジクレー、ビーズワックスなどユニークな素材を使用した作品、コンセプチュアルアートから、インスタレーションまで、今後注目のアーティスト12名の作品を展示・販売します。若手アーティストの作品を個展形式で発表する「Projects(プロジェクツ)」では、比較的手の届き易い価格帯の作品も多く、アートの購入が初めての来場者の方にもオススメです。これからの日本のアートシーンを担っていくギャラリーとアーティストの作り出す濃密な展示空間をご覧ください。

P01 TAV GALLERY

磯村 暖

P01 isomura

地獄の星
2016

磯村暖は近年において台湾の關渡美術やタイのワットパイローンウア寺院での滞在制作、キース・ヘリング生誕60周年記念イベントでのコラボレーション、香取慎吾の呼びかけによる「NAKAMA de ART」に新進気鋭のアーティストとして参加するなど、国内外で分野を横断しながら活躍の場を拡げている若手美術家。アートフェア東京2019では新たに分断とトランスファーをテーマに、湾曲し合わせ鏡状になったステンレスパネル上に描かれた絵画作品などを展示する。

P02 CLEAR GALLERY TOKYO

中瀬 萌

P02 nakase

estrogen
蜜蝋、油彩、樹脂
1200 × 910 × 40 mm
2018

1993年、神奈川県生まれ。2015年から彫刻家である父に影響を受け、アーティストとして活動を始める。蜜蝋を使ったエンカウスティックの作品を展開。2017年 NY BROOKLYN BEAUTY/FASHION LABOに出展、12月のJ-COLLABO ANNUAL EXHIBITIONにて大賞を受賞。2018年9月には六本木CLEAR GALLERY TOKYOでの初の本格国内展示を成功。アートフェア東京2019では、彼女を支援し続けるWooly magazineとCLEAR GALLERY TOKYOが合同で中瀬萌の最新作品群を発表する。

P03 Takashi Somemiya Gallery

主人公

P03 syujinko

わたし
キャンバスにジクレープリント+アクリル彩色
700 x 700 mm
2018

主人公という作家名は既に活動している作家の別プロジェクトとして約一年前にスタートした。アニメのキャラクターをモチーフとしているが、全て架空のキャラクターであり、タイトルは全て"わたし"だ。アートフェア東京2019では「吾輩は猫である」のように、憑依の媒体として"主人公"が"わたし"を表出させる。例えばゲーム「ドラゴンクエスト」で主人公を選ぶように、世の中は憑依の媒体で溢れている。展示はそれらの断片によるインスタレーションである。

P04 木之庄企畫

山田 航平

P04 yamada

インフィニティ・ガール(赤)
パネルに綿布、油彩
455 x 455 mm
2018

山田航平は広島市立大学在学中の2015年から作家活動を開始した。中国、韓国、台湾といったアジア圏でのアートフェアで確かな実績を残し、海外の顧客を持つ若手油絵作家(2016年に同大学院を修了)。2017年に木之庄企畫にて開催した東京初個展では8割以上を売り上げ、日本のコレクターにもその存在価値を知らしめた。アートフェア東京2019では、丁寧かつ繊細な独自の手法によって描かれた8号〜30号のポップな絵画作品を展示する。

P05 四季彩舎

瀬戸 優

P05 seto

月を知る-オオカミ-
テラコッタ、石膏、彩色、玉眼
H750 x W300 x D450 mm

瀬戸優は1994年に生まれ、2014年より東京藝術大学美術学部彫刻科に入学、2015年から彫刻家である大森暁生氏のアシスタントを務めている。自然の生命感を最大限に引き出すための造形を模索し、土、水など星の大きな力の循環の一部を切り取るような意識で制作する。粘土を素焼きしたテラコッタ(土器)は作家の触覚や軌跡がダイレクトに表面に現れ、躍動感のある作品となっている。アートフェア東京2019では、「水」をテーマにライオン、ウサギ、フェネック、など個性豊かな動物たちの彫刻を展示する。

P06 ex-chamber museum

小野川 直樹

P06 onogawa

flash
素材・技法:折り鶴、ミクストメディア
H340 × W380 × D280 mm
2018

小野川直樹は、紙で折った極小の鶴を用いて樹木を模した作品を制作する。一作品あたり数百から千を超える無数の折り鶴の群れは厳かな雰囲気を創出し、さらに鑑賞者の心を掴む圧巻のディテールがそこに備わる。アートフェア東2019の会場では、新たなアプローチも取り入れながら、空間全体で繊細な世界観を構築する。

P07 TALION GALLERY

小泉 圭理

P07 koizumi

向き合う
油彩、ニス、メディウム、膠、木、釘、綿布
1210 x 1812 mm
2013

小泉圭理は身体や事物の交わりをモチーフとして、ペインティングやドローイング、石膏などを用いた立体作品を制作している。小泉の作品にあらわれる身体像というモチーフは、梁や柱の構成からなる建築的な構造物であり、人間的な生気や性愛を収容するための器でもある。アートフェア東京2019では、身体をかたどった変形キャンバスの作品やドローイング、立体作品を展示する。

P08 HAGIWARA PROJECT

今井 俊介

P08 imai

untitled
acrylic on canvas
320 x 400 mm
2018

今井俊介は1978年生まれ。色や形といった絵画の基本的な要素についての考察を元に彩度の高い色を使ったストライプや円が重なりあう構図を描く。絵画空間の可能性と「観ること」の本質を探求する。近年は、ファッションブランドとのコラボレーション、大型壁面作品の制作や、作品が描かれた布を使って撮影した映像作品など、キャンバス上だけではない表現活動の幅を広げている。アートフェア東京2019では新しい展開を見せる新作絵画を発表する。

P09 Maki Fine Arts

アレックス・ダッジ

P09 alex

The Trauma of Information (Novermber 13, 2017) I
oil on linen
600 × 810 mm
2018

アレックス・ダッジは1977年アメリカ生まれ、ニューヨーク在住。レーザーカットステンシルを用いて、絵の具をキャンバスに押し付ける手法で作品を制作。メトロポリタン美術館、 ニューヨーク近代美術館、ホイットニー美術館などに作品が収蔵され、2019年3月23日からMaki Fine Arts(東京)で個展を開催する。アートフェア東京2019は日本での初展示となり、ニューヨークタイムズをモチーフとした作品シリーズの新作を展示予定。

P10 JINEN GALLERY

戸賀﨑 珠穂

P10 togasaki

180106-1
キャンバスにアクリル絵具
900 × 900 mm
2018

戸賀﨑珠穂は資本の力で投資と回収を繰り返す東京を描く。望むと望まざるとにかかわらず進む時間。加速度をましたスクラップ&ビルドにより、常にモノは新しく更新され、過去は静かに忘れ去れていく。幼い頃から東京を見続けてきた戸賀﨑は、忘れ去れていくモノを一つ一つ拾い上げ、記録し、記憶していく。見つめた景色と自身の存在を確認するように制作している。今回のアートフェア東京2019では、東京という大都市の表層に焦点をあてた展示となる。

P11 COMBINE/BAMI gallery

宮本 大地

P11 miyamoto

工場岩
Acrylic on panel
530 x 455 mm
2018

宮本大地は1991年大阪府出身、27歳。2013年京都精華大学卒業。明治・大正・昭和時代の機器をモチーフに、独特の空間構成(ジオラマ)で現実にはありえない作家独特のトランス世界を構築し制作する。アートフェア東京2019では、作家が夢想する超現実的な所在地の各所を作品約20点の構成でポップアップ的に紹介し展開する予定。

P12 Gallery花影抄

佐野 藍

P12 sano

Holy
Marble
140 × 140 × 140 mm
2017
Photo : Kenji Agata

佐野藍は大理石を用い、ドラゴンなどの幻獣や動物を制作する彫刻家。アートフェア東京2019では、大理石という素材の内包する時間と作家の世界観がより強く融合した作品群10点あまりを「-白い世界の中で生まれ、そして還っていくドラゴン達は人知れず、長い時間をかけてそれを繰り返す-」というテーマで展開する。佐野の魅力は、漠然と縁遠い存在だった大理石彫刻への先入観をリセットするところにある。新世代の大理石彫刻の魅力を伝える作品を展示する。