アートフェア東京のコミッティ、小山 登美夫 (小山登美夫ギャラリー)さんと久保田 真帆 (MAHO KUBOTA GALLERY)からメッセージをいただきました。
小山 登美夫 (小山登美夫ギャラリー)
※全文はこちら https://bit.ly/3VeV9dM
アートフェア東京は日本の美術の状況、古美術から近代、現代までが展示されます。現代アートは、今生きているアーティストが現代の視線で表現していますが、作家が亡くなっている古い作品であっても今を生きる画商が現代の視点で作品を見出しているわけです。お客様も現代アートが好きな方が新鮮な目で物故作家の作品を、古いものが好きなお客様が現代アートをと、一度に同じ場で見られるというのが良いし、それを自由に楽しんでほしいなと思います。できれば1点買って欲しいですが、もし買わなくても好きなものをぜひ1つ見つけてください。
作品を購入することは、社会のなかでのアーティストの活動の出発点となり、アーティストの種がまかれるということになるんです。ギャラリーはそうした種まきをしているんですよね。あとはその作品がどのように社会のなかで受け継がれていくか、これがアートの一番面白いところ。そこまで楽しんでいただければ嬉しいですね。
久保田 真帆 (MAHO KUBOTA GALLERY)
※全文はこちら https://bit.ly/3v2iDIy
アートフェア東京のコミッティにとのお話が来た際、その時点で6名のコミッティメンバー中、女性が一人もいないということに驚きました。アート業界では私の先輩にあたる世代の方にも、そして現在の若い世代についても国際的に活躍するキュレーター、アーティスト、ギャラリストが多く、女性が活躍するチャンスも多いフラットなコミュニティと感じています。以前コミッティを務めたことのある海外のアートフェアでも、メンバーの半分以上が女性のギャラリストで、活発な議論を交わしていました。
女性は比較的、文化の新しい動きに感度が高く、時代の変化を先取りしていく傾向があります。アートコレクターは世界的に男性が多いのが現状ですが、ギャラリーを訪れるお客様には女性も沢山いらっしゃいますし、ご覧になったアートを独自の視点でSNSなどで発信して下さいますね。アートフェア東京にも女性のお客様に多く来ていただきたいし、カップルや友人同士で相談しながら購入するなど、そんな風に皆さんに楽しんでいただければと思っています。