Tel.087-832-3785
月曜日~金曜日・午前8時30分~午後5時15分
香川県漆芸研究所は、蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)など香川の伝統的な漆芸技法を保存し、後継者の育成と技術の向上を目的として、1954年、全国に先駆けて設置されました。これまでに修了生は470名を超え、その多くは漆芸作家や漆工技術者として活躍しています。 研究所は、研究生と研究員の2課程体制で、研究生は、デザイン、造形等の基礎科目と、素地制作から塗り、加飾に至る漆芸技術全般を習得します。研究生を修了すると研究員課程に進むことができ、研究員は、講師の指導を受けながら自己のテーマに基づく作品制作と技法の研究を行っています。
主任講師陣には、蒟醤の重要無形文化財保持者(人間国宝)である山下義人、大谷早人(いずれも香川)の二人に、前史雄(沈金、石川)、増村紀一郎(きゅう漆、埼玉)の各人間国宝が加わります。この研究所の最大の魅力は、漆芸技術のみならず造形や色彩感覚、そして漆芸に対する姿勢などを、斯界の名人達から総合的に直接学ぶことができるところにあります。近年、研究生は県外出身者や女性の割合が増えています。修了生の作品を展示しているほか、実習風景を見学することもできます。
Art Fair Tokyo 2023
出展予定作家又は作品:
浅野絵莉/吉田夏紀